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■最新地震予測の変調

有力な地震予知研究の様子がここにきておかしくなっています。予測が外れたり、撤回したりするケースが増えています。東日本大震災以降の予想外の地殻変動について行けずに、つまずいている印象です。

そこで、現在のそれらの研究の動向と、私なりの地震の解釈を記述してみようと思います。なお、ここで取り上げた以外にも地震予知研究はありますが、あまりに非科学的だったり、外れた予測を放っておいたりする等閑さが見られたモノは追いかけないことにしています。


1.地震エコー

インターネット上で調べる限りですが、森谷武男さんが2011年5月に国際地震予知研究会で講演した、とのことです。それによると2011年4月から続く地震エコーが、一年を過ぎた2012年5月もまだ続いているということです。これは予想外の展開です。地震エコーの継続時間が長ければ長いほど、対応する地震のマグニチュードが大きくなるという法則があるそうなのですが、あまりに長いです。3.11後の地殻変動が地震エコーを引き起こしている可能性もありますから、対応する地震が起こるかどうかハッキリしない状態が続いています。

さて、従いまして、私が本ブログにて予想した6月上旬の発震の前提が狂いました。あの予想の計算は、2月初旬に地震エコーが収束したことを前提としていました。従いましていったん撤回します。


2.GPS観測

個人地震・火山研究家の塩井宏幸さんは、日本全国にまたがるGPSデータの急激な変動から、海溝型巨大地震の前兆を捉えられると述べています。ちょうど3.11前にそういった急激な変動があったことを彼自身が確認したためです。

彼によると、実は2011年末から年初にかけてGPSデータが激しく変動したそうです。
 しかし発震はありませんでした。 また、今年3月から5月までの激しい変動があったそうです。しかし5月後半から振れ幅が小さくなり、収束の傾向です。今のところ対応する地震は見当たりません。
GPSデータから見た地殻の激しい変動が、必ずしも巨大地震発生にすぐさま結びつくわけでないことが分かりつつあります。



3.地震の目

木村政昭予測2012年1月版木村政昭さんは 2011年に 自身のホームページで千葉沖のM9の地震を予測していました(左図参照)。

しかし2012/3/29に予測を更新しました。それによると、千葉沖のM9の超巨大地震の予測はあっさり撤回されました。代わりに、フィリピン海プレート東縁、鳥島付近で2026年前後にM9が発生するという予測が立ちました。従って、しばらく危険性は無いという見解です。(更新頻度を考えると、これほど遠い未来の予測をする意味がどこまであるか疑問です。)

なお、富士山噴火については継続して可能性が高いとしています。




4.地震トレンド

海溝型地震の場合、日々の地震の位置と大きさのトレンドを地図上で追い続けることで、次にどのあたりに地震が発生するか漠然と予測できます。私は、気象庁が発表する地図上のデータを毎日チェックしてトレンドをTwitter(@ganase)でつぶやいております。もしよければフォローしてご覧下さい。地震以外のこともつぶやいている点はご了承下さい。

地震の目20120507-20120607トレンド空白域
最近のトレンドは次の通りです。

前出の塩井さんの警告を念頭にして、北海道南方沖の傾向を注視しています。
ここには、3.11の割れ残りである三陸北部沖から2004年十勝沖地震の震源域まで地震の空白域があります。

現在、ここを囲むように大小の地震が続いています。2012/5/19~5/25の三陸北部沖の群発地震および、5/26の青森県東方沖M6.1(震度5弱)がそれに対応していると考えております。細かくはさらにあり、震源は行きつ戻りつしながら弧状に北上しています。空白域が周りから少しずつ壊されているイメージです。早いうちに巨大地震の臨界に達する可能性も否定できないのではないでしょうか。

なお、北海道南方沖は海溝型巨大地震の多発地帯で、特に根室沖は北米プレートの歪の蓄積が限界点に達していると地震予知連絡会でも報告されています。

さらに、北海道大学の日置幸介教授は、太平洋プレートの速度が2003年の十勝沖地震以来、3倍の速度に達している研究結果を発表しました。これが真実であれば、急速にプレートの歪が蓄積されている可能性があります。

私は、いつ起こるかわからない発震まで、粘り強く観察を続けるいく予定です。


5.その他

以下は地震との明確な対応関係が見られませんので取り上げません。地震雲、大気重力波、イルカやクジラや魚の大量死、太陽風、潮夕、イオン/ラドン濃度変化など。



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永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

Author:永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

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