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■美術制作のスタンス

美術制作の目標は鑑賞者に感動してもらうこと。とりわけ作品発表の場では、作品そのものによって感動を呼び起こしたい。感動とは何か。鑑賞者の心中に連鎖的・爆発的事象を引き起こすこと。泣いてもらうこと。ただし絵はとても非力である。特に小さな絵ほどそうである。他の芸術よりも難しい。一筋縄ではいかない。個展という限られた空間・時間で実現するのは尚更である。

そして、鑑賞者から見ると、私は、自分が考えているよりもずっと回りくどいらしい。

とにかく、伝わらない。私の元来からのスタンス「なるべく知識と前提を必要としない美術表現」が災いしているかもしれない。

例えば、誰かの真似をしない、キャプションを省く、学歴を省く、解説を書かない、引用をしない、フラットな人間関係を望んで徒党を組まないetc...

絵を見てほしい、そういう思いがある。しかし悲しいかな、日本人は美術鑑賞に偏りがある。キャプションを先に目にやる。学歴が気になる。諸外国の美術館へ足を赴ければ、鑑賞者は作品そのものを最初に見る。キャプションは添え物に過ぎない。見ないこともある。しかし日本人は添え物に権威を感じて、文字表現の解読を喜びとしている。恨めしい。

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永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

Author:永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

画家・永瀬宗彦の雑記帳です。

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