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■富士山「10年以内に噴火」危機!“奇妙な連鎖”が意味するもの(2013.06.08ZAKZAK)

2013年5月に次々と噴火した環太平洋の火山
 都市機能を壊滅させる首都直下地震に、巨大津波が襲う南海トラフ連動地震。2011年3月の東日本大震災に続く未曾有の天災に警戒感が高まる一方、地震と密接な関係がある火山も不気味な動きを見せている。5月に入ってから、環太平洋火山帯に属する世界各国の火山が相次いで噴火したり、活動を活発化させたりしているのだ。この火山帯には実は日本列島も含まれる。富士山も無縁ではないようだ。

 北米、南米、日本列島と太平洋の周囲をぐるりと帯状に広がる環太平洋火山帯。太平洋プレートを中心とする海洋プレートが、その周辺のプレートの下に沈み込むことで形成された火山列島や火山群が集まる地球の“火薬庫”のような一帯だ。

 過去に起きた超巨大地震、マグニチュード(M)8・6以上のほとんどが集中するこのエリアで、いま異変が起きている。

 「今年に入って環太平洋火山帯に位置する火山が立て続けに噴火や活動を活発化させている。その分布範囲も広く、東南アジアから北米、中南米にまで及んでいる」(地震学者)

 最近の例を挙げるだけでも、5月7日にフィリピンのマヨン山(標高2462メートル)が噴火し、8日に中南米エクアドルのトゥングラワ山(5023メートル)が活動を活発化。13日には米アラスカ州南部のパブロフ山(2519メートル)、その翌14日には中南米メキシコのポポカテペトル山(5465メートル)が噴煙を上げた。

 この奇妙な連鎖は何を意味するのか。

 火山地質を研究する千葉大大学院理学研究科の津久井雅志教授は「なかには普段から火山活動が活発で、断続的に噴火を繰り返しているのもある。ある一時期に噴火が重なったからといってすぐに関連性を見いだすことはできない」としつつ、気になる指摘をする。

 「環太平洋火山帯では、M7以上の大地震の前後に火山が噴火することが多い。M9・1を記録した2004年のスマトラ沖地震の後では、インドネシアの火山が相次ぎ噴火した。スマトラと同程度の規模だったM9・0の東日本大震災が同じように周辺の火山噴火を誘発するとも考えられる」(津久井氏)

 噴火リスクを抱える日本列島の活火山といえば、真っ先に思い浮かぶのが富士山だ。1707年に発生した「宝永地震」(M8以上)の49日後に噴火し、「宝永大噴火」として大量の火山灰を降らせた。それから300年以上も沈黙を続けている。

 山梨大学地域防災・マネジメント研究センター長で、同大大学院の鈴木猛康教授は、地震と火山との関連を「火山活動も地震活動もプレート理論でいえば、プレートの動きに影響されるという意味で同じ現象。地震活動が活発になると、火山全体が揺さぶられたり、火山を構成する岩盤にかかる応力が変化する。これによって、地中深くのマグマだまりが上昇して噴火を起こす」と説明。火山の噴火直前には震源の浅い地震が頻発し、地磁気が乱れるなど、はっきりとした前兆も現れるという。

 いまのところ、富士山に明らかな兆候が出ているわけではないが、鈴木氏は「過去の例からみても、富士山は大地震の後に噴火を起こしている。環太平洋火山帯で頻発する火山噴火も広い意味で東日本大震災の影響を受けた可能性があり、富士山も今後、10年ぐらいの間に噴火する危険はある」と危ぶむ。

 未曾有の大地震が、霊峰を長い眠りから目覚めさせるのか。

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永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

Author:永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

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