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■「6歳から強制労働、公開処刑・拷問当たり前」

北朝鮮の政治犯収容所で生まれ育ち、2005年に同国を脱出した申東赫シンドンヒョク氏(31)が28日、東京都内で読売新聞の取材に応じた。


 「金正恩キムジョンウン体制下で、北朝鮮の人権状況は悪化している」と訴えた上で、日本人拉致被害者も含め、「北朝鮮に自由を奪われた人々が、今も取り残されていることを世界に訴えたい」と述べた。

 申氏は、両親が収容されていた北朝鮮・平安南道ピョンアンナムド价川ケチョンの政治犯収容所で生まれた。約4万人が収容され、外部と遮断された施設での「公開処刑、拷問は当たり前」で、6歳から炭鉱などで強制労働を強いられた。22歳の時、収容者仲間の助けで脱出に成功し、「自由や人権という言葉を初めて知った」と振り返る。

 北朝鮮の人権状況について、「(スイス)留学経験のある正恩氏が指導者になり、少しは改革されると期待したが、(父親の)金正日キムジョンイル総書記の時代より悪化している」と分析。事実上の体制ナンバー2だった張成沢チャンソンテク氏の処刑については、「誰だろうが、独裁者に逆らえば当たり前に処刑される。それが北朝鮮だ」と指摘した。

 北朝鮮の人権侵害に関する国連調査委員会が3月、最終報告書を出すのに合わせ、近くジュネーブで証言する。「多くの命が奪われてからでは遅い。他人の問題と考えないよう、国際社会に訴えたい」と話す。

 ドイツ人監督による自身の半生を振り返る映画「北朝鮮強制収容所に生まれて」が3月、日本で上映される。(国際部 及川昭夫)

(2014年1月29日09時07分 読売新聞)
記事そのものの描く事柄よりも「自由や人権という言葉を初めて知った」という点に目が留まった。マルキシズムのなれの果ては、自然法や基本的人権を持たないことが判った。この場合、最初から持っていなかったのか、途中で捨てたのかが焦点となる。最初から持っていなかったのであれば、マルクスの思想体系の欠陥があったことが指摘できる。政治思想史を勉強していれば、基本的人権の概念の持つ重要性が、思想体系に含みこまれていてしかるべきである。しかし、そうでなかったとすれば、ある専門分野を中心にした思想家が、自分の認識範囲を中心にして思想体系を打ち立てることの限界が見て取れることになろう。政体のスタイルや思想教育を司るような組織体系を持つ思想であれば、経済学のベクトルだけでなく、それらの中での判断基準を持つべきであって、それは人権の考え方であると思うのである。

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永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

Author:永瀬宗彦 - Nagase Munehiko

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